『再会』
2020年02月18日
先日、S様(99歳・女性)が入所して初めて長男様との面会を果たすことができました。
S様は最近になってベッドからご自身で起き上がることができなくなり、食事や水分も徐々に少なくなってきました。
一方で長男様はお身体に障がいがある中でご自宅にて、塩浜ホームへS様が入所するまで献身的にお世話されていました。
平成30年10月にS様が入所して1年数ヶ月ぶりの面会となりました。
そばでお二人のご様子を見ていましたが、お互いに言葉は掛け合わなくても、長男様がS様の手を握り或いは擦りながら時間を過ごしていました。
S様はベッド上で横になっており時折、目を閉じることはありましたが、長男様からの手のぬくもりが伝わるのか目を開けて長男様の顔をじ~っと見ていました。
1時間ほど過ごした頃に改めてお二人のご様子を拝見いたしました。
長男様は目をわずかに押さえながら「また来るからな」とS様へ声をかけ、S様は頷くことはありませんが長男様の顔をず~っと見ていました。
S様は日頃こら長男様のお名前を口にしているようです。そのようなことからS様が生活しているフロアの介護職員から、長男様との面会を実現させたいとのご意見がありました。
それを長男様へお伝えし今回は実現することができました。